この目標17では、これまでの16の目標を達成するための「実施手段の強化」と「グローバル・パートナーシップ(協働)の活性化」を掲げています。
実施手段の強化
あらゆる企業、団体、個人などが協力し合うので、実施手段が強化されます。
官民協働の強化
課題解決のためのプラットフォームづくりを。
三角協力
先進国または国際機関が、途上国同士の協力を資金・技術・運営方法などで支援することを指します。
この援助は、世界全体が地球環境を持続可能なものにし、対等な立場で発展していくために不可欠な取り組みなのです。
ESGとは、環境(Environment)、社会(Social)、統治(Governance)、の頭文字を合わせた言葉です。2006年に国連が銀行などの大口投資家に対して、ESGに考慮した投資を呼びかけたことをきっかけに、日本を含めて世界的にこの投資が活発になってきています。例えば、地球温暖化に取り組んでいたり、女性社員が活躍している会社などを「いい会社」と判断し、投資して応援します。逆に、こうした点に力をいれていない会社は、長い目で見て成長が期待できない会社と考え、投資を控えます。こうした動きで社会に良い会社が投資を集め、発展します。それが、持続可能な社会の実現につながるのです。
吉本興業は国連とパートナーシップを組み、お笑いの力でSDGsを人々に伝える取り組みをしました。例えば、2017年4月に沖縄で開催した「島ぜんぶでおーきな祭」では、SDGsの取り組みを紹介する「ライトアニメーション」を上映、芸人たちがアフレコをつとめ、17個の目標を数え歌のように紹介しました。同年8月の「みんわらウイーク」、10月の「京都国際映画祭」では、「SDGs-1グランプリ」を実施し、17個の目標を芸人たちが即興でネタに入れ込み披露し、誰が一番メッセージを伝えられたかを競いました。